オーストラリアのセカンドビザ取得とファーム探し
オーストラリアのセカンドワーホリビザは、1年目の滞在を2年目へ延ばすための制度で、指定地域で指定職種に就き、合計88日以上の規定労働を1年目のうちに満たして初めて次の年へ進めます。
筆者がオーストラリアのワーホリ1年目に語学学校のクラスメイトの口コミを頼りにファームを探したときも、現金払いの農場を避けてPayslipが残る仕事を選ぶことが、あとで日数を証明するうえで決定的でした。
セカンドビザでつまずきやすいのは、働いたつもりでもカウントされないことです。
cash in handの農場は記録が残らず、短すぎる実働も88日に入らないので、探し方の順番と見極め方を最初に押さえておきましょう。
セカンドビザとは|2年目を取るための3つの条件
セカンドビザは、オーストラリアのワーホリ滞在を2年目まで延ばすための仕組みです。
1年目のうちに条件をそろえれば申請でき、さらにサードビザを取れば3年目まで視野に入ります。
対象の輪郭は、ワーホリビザの年齢上限である18〜30歳、一部国籍は35歳までという前提から見えてきます。
セカンドビザでできること
セカンドビザで広がるのは、単に「もう1年いられる」という時間だけではありません。
仕事の選択肢や住む地域の幅が増え、1年目でつかんだ人脈や経験をそのまま次につなげやすくなります。
とくに現地での仕事探しは、最初の数か月で迷走しやすいので、2年目が見えているだけで動き方が変わるはずです。
サードビザまで見据えるなら、1年目から証拠を残す意識も自然と必要になります。
満たすべき3条件の全体像
取得の核は、政府指定の地域、指定職種、規定労働を合計88日以上、という3点セットです。
どれか1つでも欠けると申請できないため、最初にこの3条件を頭に入れておくことが遠回りを防ぎます。
88日はフルタイムで約3か月に相当し、1つの農場でまとめても複数農場で分けてもよいですが、実働が足りなければ算入されません。
条件を満たす順番より、どこで何をどれだけ働いたかを証明できるかが勝負になります。
条件の見落としでいちばん多いのは、働いた事実だけを重視して、記録が残らない仕事を選んでしまうことです。
現金手渡しの農場は、その場では日数を積んだつもりでも、Payslipや税務記録がなければ88日に数えられません。
対象地域もpostcode単位で細かく決まっており、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パース都市圏、キャンベラなどの大都市は原則対象外です。
指定職種は農業、畜産、漁業、真珠養殖、林業、鉱業、建設で、観光・接客業は北部、遠隔、超遠隔地でのみカウントされます。
ℹ️ Note
仕事探しは、口コミや紹介、政府求人サイト、ワーキングホステル、SNSコミュニティ、求人ボード、専門エージェントの6ルートに整理できます。安全性を優先するなら口コミ、スピードを優先するならホステルや求人ボードが動きやすい流れです。歩合制ピッキングは下振れしやすく、契約前に報酬形態とPayslip発行の有無を押さえておくと迷いが減ります。
ファーストビザ中に終わらせるべき理由
規定労働は、ファーストビザ期間中に終えておく必要があります。
だからこそ、2年目に延ばしたいなら1年目の早い段階で逆算して動く発想が欠かせません。
筆者も1年目の序盤に「88日って具体的に何をすればいいの?」とつまずき、情報収集だけで数週間を溶かしたことがあります。
あの時点で仕事の種類、地域、記録の残し方を整理していれば、余計な遠回りは避けられたはずでした。
実際、クラスメイトが「あとで探せばいい」と先送りし、2年目に延ばせず帰国する場面を目の前で見ました。
計画がある人とない人で、同じ滞在でも結末が分かれてしまうのです。
申請はオンラインで進み、Payslipと銀行入金記録で働いた日数を証明します。
申請料の目安は約670豪ドル、残高証明は5,000豪ドル以上が目安で、3年目のサードビザを狙うなら、こうした証拠を1年目から積み上げる流れにしておくと動きやすいでしょう。
88日の規定労働ルール|カウントされる働き方・されない働き方
88日の規定労働は、フルタイムで約3か月に相当し、合計88日を積み上げて初めてカウントされます。
1つの農場でまとめても、複数の農場に分けても構いませんが、実働が3か月より短いままでは条件を満たしません。
ここを曖昧にすると、働いた時間がそのままビザにつながらず、あとから取り返しがつかなくなります。
88日の数え方
フルタイムなら1暦日を1日として数え、パートやカジュアルなら1日=約7.6時間として時間を積み上げていきます。
つまり、同じ「1週間働いた」でも、雇用形態が違えば日数の伸び方は変わるのです。
見た目の勤務日数だけで判断すると、あと数日足りないまま申請時期を迎えることになりかねません。
複数農場・分割でも合算できる
88日は1ブロックでそろえる必要はなく、短い勤務をいくつか足し合わせても成立します。
ただし、合算できるのはあくまで規定の働き方で積み上げた日数だけで、3か月より短い実働期間を無理に88日扱いすることはできません。
農場を移りながらつないでいく人が多いのはそのためで、短期契約をつなげるなら、証明できる形で勤務記録を残す発想が欠かせないでしょう。
筆者も現金払いを勧められた場面で、給与明細が出ない働き方はビザに算入されないと気づき、すぐに振込とPayslipありの農場へ切り替えました。
周囲では、現金払いの農場に1か月入ってしまい、その期間がまるごと無駄になった人もいます。
安く見える条件ほど、後で時間を失いやすい。
おすすめです。
ℹ️ Note
1年目の段階で証拠が残る仕事だけをつないでいく人ほど、申請時に慌てません。
現金払いがカウントされない理由
現金手渡し、つまりcash in handの農場は、Payslipも税務記録も残りません。
申請では働いた事実を証明できる形が前提になるため、どれだけ長く働いても88日に算入されないのです。
給与がその場でもらえて一見ラクに見えても、ビザの土台にはならないという点が最大の落とし穴です。
だからこそ、働く前に「Payslipが出るか」「銀行振込か」を確かめる必要があります。
ここを外すと、時間も体力も失い、次の農場を探し直す手間まで増えます。
88日を達成する前提は、賃金の額面ではなく、記録が残る働き方にあります。
検討段階では、条件の良さより証明のしやすさを優先してみてください。
おすすめです。
指定地域と指定職種|どこで・どんな仕事が対象か
規定労働の対象かどうかは、州名ではなくpostcodeで切られます。
同じ州でも隣の町が対象外になることがあり、地図感覚だけで判断すると外しやすい仕組みです。
まずは行き先を町名で探すのではなく、郵便番号の一覧に落として見る。
そこから計画を組むのがいちばん確実です。
対象地域はpostcodeで決まる
規定労働の対象地域はpostcode(郵便番号)単位で細かく定義されており、同じ州の中でも対象になる町とならない町がはっきり分かれます。
だから「この州なら大丈夫」という見方は危険で、町ごとの境界をまたいだ瞬間に条件を外すこともあります。
筆者も行き先候補の町のpostcodeを先に照合し、ギリギリ非対象だった町を外して、計画を組み直したことがあります。
あとで気づくより、最初に線を引くほうがずっと楽です。
対象になる職種・ならない職種
指定職種は農業・畜産・漁業・真珠養殖・林業・鉱業・建設です。
つまり、ファームだけが道ではなく、採算や季節の波に合わせて別の現場も選べる設計になっています。
ただし観光業と接客業はどこでも数えられるわけではなく、北部・遠隔・超遠隔地でのみ対象になる例外があります。
ここを取り違えると、働いた期間が条件に入らないので、職種名だけで早合点しないほうがいいでしょう。
有名なファーム地だから対象だろう、と考えて確認を後回しにした仲間がひやっとした場面もありました。
土地勘のある町ほど思い込みが起きやすいので、職種と地域は別々に見る習慣が役に立ちます。
おすすめです。
観光・接客が例外的に認められる地域
観光業や接客業は、一般的な都市部では対象になりません。
北部・遠隔・超遠隔地という条件が乗って初めてカウントされるため、同じホテル勤務でも場所が違えば扱いが変わります。
シドニー・メルボルン・ブリスベン・ゴールドコースト・パース都市圏・キャンベラのような大都市圏は原則として対象外なので、都市で仕事を探す前提では条件を満たしにくいです。
地方へ出る必要がある、と最初から意識しておくと動きやすくなります。
出発前や着手前には、対象postcodeと職種リストを必ず突き合わせておきましょう。
制度は更新される前提で動くべきで、古い体験談や噂だけで地域を決めると、あとで条件を外していたと気づくことがあります。
現地で探す前に、候補地を数字でふるいにかける。
ファームジョブの探し方6ルート|安全性とスピードで選ぶ
ファームジョブは、探し方の入口で安全性とスピードが大きく変わります。
まずは口コミ・紹介を軸にして、政府求人サイトやホステル情報で裏取りする流れが最も堅いです。
英語に不安があるなら、宿と仕事がまとまったルートや専門エージェントも候補になりますが、黒いファームを避ける目利きはどのルートでも外せません。
比較するときは、探し方・特徴・安全性・スピード・英語力の要否・向いている人の6列で並べると判断しやすくなります。
口コミは安全性が高く、政府求人サイトは公的で確認しやすい。
SNSや求人ボードは速い反面、情報の濃さと信頼性が一致しないため、見極める視点が要ります。
筆者も最初はクラスメイトの口コミで候補を3つに絞り、政府求人サイトとホステル情報を重ねて最終決定しました。
安全性で選ぶなら口コミ・紹介が最優先
最優先は経験者からの口コミ・紹介です。
語学学校のクラスメイト、シェアメイト、ホステル仲間のように、実際にその土地で働いた人から「Payslipが出る」「ちゃんと稼げる」実績のある農場名を聞けると、最初の失敗をかなり減らせます。
黒いファームは募集文面だけでは見抜きにくく、給料の支払い遅延や条件の食い違いが起きやすいので、紹介元に具体的な勤務内容や支払い方法まで聞くのがコツです。
筆者も口コミがあった町では、このルートがいちばん安心でした。
| 探し方 | 特徴 | 安全性 | スピード | 英語力の要否 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 口コミ・紹介 | 実体験ベースで当たり外れを絞りやすい | 高い | 速い | 低め | 初めての人、失敗を避けたい人 |
| 政府求人サイト | 希望地域で募集中の作物・職種を確認しやすい | 高い | 中程度 | 中程度 | 公的情報で探したい人 |
| ワーキングホステル | 宿と求人がセットで最短就労につながりやすい | 中程度 | 速い | 低め | 到着直後に働きたい人 |
| SNSコミュニティ | 情報量が多く候補を広く集められる | 低〜中 | 速い | 中程度 | 情報収集が得意な人 |
| 求人ボード | 募集件数が多く比較しやすい | 中程度 | 速い | 中程度 | まず件数を見たい人 |
| 専門エージェント | セカンドビザ対象の農場/ファクトリー紹介がある | 中程度 | 速い | 低め | 英語に不安がある人 |
政府求人サイトとワーキングホステル
政府運営の求人検索は、希望地域を入れて募集中の作物や職種を見られる点が強みです。
公的な窓口なので、少なくとも募集の存在を確認しやすく、紹介だけで動くよりも判断材料が増えます。
どの季節に何が出やすいかを見ていくと、地域選びそのものが仕事探しになります。
求人の見え方が整理されているぶん、初めてでも比較しやすいでしょう。
ワーキングホステルは、宿と仕事がセットで、初心者が最短で就労しやすい仕組みです。
到着してすぐ働けるのは魅力ですが、宿泊費が引かれるため、手取りの感覚は事前に押さえておきたいところです。
口コミがなかった町で筆者がこのルートを選んだときも、天引きはあったものの、結果として最短で仕事に就けました。
スピードを取る代わりにコストを受け入れる、そんな選び方です。
SNS・求人ボード・専門エージェントの使い分け
SNSのファームコミュニティは、とにかく情報量が多いのが利点です。
募集の動きが早く、現地の空気感もつかみやすいのですが、真偽が玉石混交なので、そのまま鵜呑みにすると危ない。
投稿者が実際に働いたのか、単なる伝聞なのか、コメント欄に支払い実績があるのかまで見ておくと、黒いファームを避けやすくなります。
求人ボードも同様に件数は多いので、候補集めには向いていますが、最後は別ルートで確かめる前提です。
専門エージェントは、セカンドビザ対象の農場やファクトリーを紹介してくれる選択肢として使いやすいです。
英語に不安がある人や、土地勘がない状態で一気に仕事を決めたい人には相性がいいでしょう。
おすすめは、SNSや求人ボードで広く拾い、口コミ・政府求人サイト・ホステル情報で絞り込み、必要なら専門エージェントで埋める流れです。
そうしていくと、速さだけでなく、働き始めてからの納得感も残ります。
黒いファームを避ける|よくあるトラブルと見分け方
黒いファームを避けるには、求人票の見た目よりも「稼げない構造」が隠れていないかを先に見るのが近道です。
歩合のみで日当が決まる現場は、不作や作業に慣れていない時期に収入が急落しやすく、宿代や送迎費まで引かれると手元に残る額がほとんどなくなります。
日本語で募集されていても安心材料にはならず、条件の読み違いがそのまま無給に近い働き方へつながります。
『稼げないファーム』の典型パターン
黒いファームの典型は、歩合のみで実質最低賃金を大きく下回るのに、現場では「高時給」に見せかけているケースです。
収穫量で日当が決まる歩合制ピッキングでは、不作の日や初心者で手が遅い時に収入が落ち込みやすく、働いた時間に対して報酬が追いつきません。
さらにPayslipを出さない、宿や送迎の費用を不当に天引きする、といった要素が重なると、働くほど不利になる構造になるのです。
まずこの仕組みを見抜けるかどうかで、失敗の半分は防げます。
契約前に必ず確認する項目
契約前は、時給か歩合か、最低保証の有無、Payslipを発行するか、宿と送迎の費用はいくらか、という4点を切り分けて確認すると整理しやすいです。
筆者も面談のたびにこの質問リストをそのまま使い、答えを濁す農場は外してきました。
条件が曖昧な現場ほど、後から説明が変わったり、明細が出なかったりしやすいからです。
日本語の募集文面が丁寧でも、条件が曖昧なら判断材料にはなりません。
言語ではなく、報酬形態と最低保証、明細の有無で見ましょう。
撤退ラインを先に決めておく
環境面のミスマッチも、黒いファームでは見落としやすい落とし穴です。
周辺に娯楽がなく、重労働で心身が続かない場所では、収入より先に生活そのものが消耗します。
筆者は歩合制でほとんど稼げず、1週間で見切りをつけて別農場へ移ったことがありますが、あの時に「何週間で見切るか」を先に決めていたから損失を小さくできました。
撤退ラインは甘さではなく、防御です。
自分の中で期限を決めておくと、迷いながら消耗する時間を短くできます。
仕事内容と稼ぎ方|ピッキング・パッキング・ファクトリーの違い
ファームの仕事は、大きく分けると屋外で収穫するピッキング、屋内で仕分けや箱詰めを行うパッキング・シェッド、そして精肉やフルーツパッキングを含むファクトリージョブに整理できます。
体力を使う場面が多いほど歩合中心になりやすく、室内で手を動かす仕事ほど時給中心で安定しやすい、という見方を先に押さえると全体像がつかみやすいでしょう。
収入だけでなく、暑さや立ち仕事の負担まで含めて比べるのがコツです。
ピッキングとパッキング・ファクトリーの違い
ピッキングは畑や果樹園で収穫量を積み上げる仕事で、番号管理の歩合制が採られることが多いです。
熟練すると速く稼げますが、作物の出来や天候、現場の進み方で収入がぶれやすく、忙しい日はよくても、条件が悪いと伸びません。
暑い時期にピッキングを続けて体調を崩しかけた経験があると、屋外作業のしんどさは数字以上に重く感じるはずです。
パッキングやシェッド、ファクトリージョブは、屋内で仕分けや箱詰め、精肉やフルーツパッキングを行う仕事で、時給中心なのが特徴です。
こちらは体への負担が比較的軽く、作業手順を覚えれば収入が読みやすいので、88日を安定して積みたい人には相性がいい選択肢になります。
体力に自信がなかったため歩合のピッキングではなく屋内パッキングを選んだ、という判断はかなり現実的です。
歩合と時給はどちらを選ぶべきか
ファームジョブの時給相場の目安は約28〜35豪ドルと高水準です。
もっとも、歩合制は見かけの単価より実額が重要で、ペースが落ちるとこの相場を下回ることもあります。
だからこそ、同じ「農場の仕事」でも、求人票に書かれた数字だけで判断せず、自分が1時間にどれだけ積めるかまで分けて考える必要があります。
選び方の軸はシンプルで、短期で上振れを狙うならピッキング、安定して積みたいならパッキングやファクトリーです。
体力に余裕があり、作物の当たり日を引けるなら歩合はし、英語や土地勘がまだ弱い段階では時給の仕事が安心でしょう。
初めての人ほど、まずは続けやすさを優先してみてください。
州・作物シーズンで変わる稼ぎやすさ
州ごとの傾向を見ると、クイーンズランドは求人が多く初心者向け、南オーストラリアは高収入、ビクトリアは安定、ニューサウスウェールズは比較的涼しい、という整理ができます。
ここで大事なのは、州の名前だけで決めず、作物シーズンと気候をセットで見ることです。
同じ仕事でも、暑さに弱い人が真夏のピッキングを選ぶと消耗が早く、稼ぎより先に体力が尽きます。
筆者は暑い地域の収穫で無理をしてしまい、気温の読み違いが仕事選びに直結すると痛感しました。
求人の多さで入りやすさを取るのか、収入の高さを狙うのか、涼しさを優先して持久戦にするのか。
自分の体力と88日までの積み上げ方を、州とシーズンの組み合わせから逆算して考えると、失敗しにくくなります。
セカンドビザの申請手順|証拠の残し方・必要書類・費用
88日を超えたら申請できる、ではなく、証拠を残して初めて申請が通る、という順番で考えると手続きはぐっと安定します。
Payslip、銀行への給与入金記録、雇用主の連絡先や契約書・期間メモの3点を働きながら揃えておけば、あとから「働いた事実」をつなぎ直す手間が減ります。
申請はオンラインで進み、パスポート、残高証明、規定労働の証明を先に整えておくと流れが止まりにくいです。
働きながら残す3つの証拠
証拠の中心は、Payslip(給与明細)、給与の銀行入金記録、雇用主の連絡先や契約書/期間メモです。
88日を達成していても、働いた場所と期間と賃金の流れを後から説明できなければ、申請の土台が崩れます。
現場ごとに給与体系や支払い周期が違うため、明細だけ、通帳だけではなく、両方を残しておく発想が効きます。
筆者は農場ごとにPayslipをフォルダ分けして保存し、銀行アプリの入金履歴と突き合わせておいたので、申請時の確認がかなり滑らかでした。
仲間の中にはPayslipを一部なくしてしまい、どの期間をどこまで証明できるかの整理に苦労した人もいました。
そこで見えたのは、あとでまとめて整理するより、その場で保存する方が、申請前に探し直す手間を減らせるという事実です。
受け取ったら撮影する、保存する、ファイル名を日付でそろえる。
この小さな習慣が、申請段階での不安を減らします。
オンライン申請の流れと必要書類
申請はオンラインで進めます。
まず必要書類をそろえ、パスポート、残高証明、規定労働の証明を一式で準備してから入力に入ると、途中で止まりにくいです。
ここで核になるのはPayslipと銀行への給与入金記録で、両方がそろうと収入の流れと勤務実態が重なり、説明に無理が出ません。
就労証明は、雇用主の連絡先や契約書、期間メモまで含めて残しておくと、働いた内容の輪郭がはっきりします。
入力作業自体は難しくなくても、書類不足があるとそこで止まります。
だからこそ、申請フォームを開く前に、必要書類を1つずつ確認してから進めましょう。
書類の準備と入力を分けて考えるだけで、申請全体の見通しは良くなります。
申請料・残高証明とサードビザの条件
申請料の目安は約670豪ドルで、2025年7月の改定以降はこの金額を見込んでおくのが前提です。
残高証明は5,000豪ドル以上が目安なので、渡航費や生活費だけでなく、この申請コストまで含めて資金計画を組む必要があります。
申請のタイミングで慌てないためには、最初から費用を別枠で確保しておくのが。
さらに先を見据えるなら、サードビザは2年目に合計6か月、約179日の規定労働が条件になります。
1年目に証拠保存の癖をつけておけば、2年目の積み上げも追いやすくなりますし、長期滞在の見通しも立てやすいでしょう。
証拠は申請直前に集めるものではなく、働き始めた日から残すものです。
毎回その場で保存していきましょう。
大学卒業後、フィリピン語学留学→オーストラリア&カナダでワーホリを経験。帰国後は留学カウンセラーとして年間200名以上の相談に対応。エージェントが教えてくれないリアルを伝えます。
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