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海外送金を安く受け取る方法|手数料を抑える銀行比較

更新: 中村 健太

海外から日本の口座へ送金を受け取るとき、手数料は受取手数料だけでは終わりません。
被仕向送金手数料、中継銀行手数料、リフティングチャージ、為替手数料が重なり、1件で3,000〜7,000円ほど目減りすることがあるからです。

中村健太は、東南アジアを回りながらデジタルノマドとして何度も日本へ資金を移してきた立場から見ると、最初にメガバンクで受け取った着金明細で中継銀行手数料と受取手数料が消えていて、受取側もコストを負担するのだと痛感しました。
受け取り先はメガバンク、ネット銀行、送金業者の3系統に分かれ、少額・定期なら送金業者、大口や着金の確実性を優先するならメガバンクにOURを頼む、という切り分けが見えてきます。

ソニー銀行は受取手数料もリフティングチャージも0円で、SBI新生銀行もキャッシュバックで実質無料にできます。
Wiseのマルチカレンシー口座なら外貨のまま受け取れて、円転も中値に近い水準なので、毎月10万円の受け取りでも銀行と比べて差が広がりやすいでしょう。

手数料負担区分のOUR、BEN、SHAの違いを知っておくと、送金人にどう頼めば天引きを避けられるかがはっきりします。
フリーランス報酬、生活費の補填、不動産関連の大口送金まで、自分の受け取り方を見直すだけで手取りは変わります。

【結論】海外送金を安く受け取る3つの選択肢と目的別早見表

海外送金の受け取り方は、メガバンク、ネット銀行、送金業者の3タイプに分かれます。
安さだけを追うと後から着金や円転で迷いが出やすく、逆に確実性を優先すると手数料が膨らみやすいのが実情です。
先に結論を置くなら、少額を時々受け取るなら送金業者、毎月定期や給与ならソニー銀行かWise、フリーランス報酬ならPayoneerかWise、大口や不動産関連ならメガバンクにOUR依頼、という切り分けがいちばん判断しやすいでしょう。

受け取り方は大きく3タイプに分かれる

銀行受取は、被仕向送金手数料、中継銀行手数料、為替手数料が重なりやすく、1件あたり合計3,000〜7,000円になり得ます。
タイ滞在中に現地口座から日本のメガバンクへ送ったとき、受取明細で手数料が二重に引かれていたことがあり、送った額より手取りが目に見えて細っていました。
帰国後にWiseのマルチカレンシー口座へ切り替えると、同じ金額でもコスト感がほぼ消えたため、どこで受け取るかが家計や事業収支に直結する感覚がはっきりしました。

この差が出る理由はシンプルです。
メガバンクは着金の安心感が強い反面、経由行が増えるほど中継銀行手数料が乗りやすく、円転のたびに為替スプレッドも取られます。
ネット銀行は外貨のまま受け取りやすく、円に替える時点を後ろへずらせるのが利点です。
送金業者は現地口座情報を使って受け取れるため、そもそもの通貨変換と経由コストを圧縮しやすい。
コストの安さと着金の確実性は、概ねトレードオフになると見ておくと判断しやすくなります。

目的別・いちばん損しない受け取り方の早見表

少額を時々受け取るなら送金業者が向いています。
毎回の受取額が小さいと、固定費の数千円がそのまま痛手になるからです。
毎月定期や給与ならソニー銀行かWiseが扱いやすく、外貨のまま持てる設計なら円転のタイミングを自分で選べます。
フリーランス報酬はPayoneerかWiseが相性よく、ドル建てや複数通貨の報酬をまとめて受けやすい。
大口や不動産関連は、着金の確実性を優先してメガバンクにOURを依頼するのが無難です。

受け取りケースいちばん損しにくい選択肢理由
少額を時々送金業者固定費を抑えやすく、受取のたびに手取りが削られにくい
毎月定期・給与ソニー銀行かWise外貨保有と円転タイミングの自由度が高い
フリーランス報酬PayoneerかWise外貨受取と多通貨管理に向く
大口・不動産メガバンク+OUR依頼着金の確実性を優先しやすい

なお、毎月10万円を受け取るケースでは、銀行だと年18,000〜30,000円の目減りが起こり得ますが、送金業者ならほぼ0円という試算も成り立ちます。
コスト最優先ならWise、確実性最優先ならメガバンク+OUR、この2択で考えると迷いが減るはずです。

この記事で使う比較の6項目

以降は、受取手数料、外貨のまま受取可否、為替スプレッドの広狭、向いている人、着金までの流れ、負担区分の指定可否という6項目でそろえて比較します。
比較軸を固定すると、銀行ごとの名前の違いに振り回されず、自分の受け取り方に合うかどうかを同じ物差しで見られます。
とくに被仕向送金手数料と中継銀行手数料は見落としやすいので、表の中で手取りベースで確認していきましょう。

受け取りで引かれる4つの手数料の正体を理解する

海外から日本の口座へ着金すると、手取りは1つの手数料ではなく四重で削られます。
受取銀行の着金処理、中継銀行の通過、同一通貨での処理条件、そして円転時のスプレッドが重なるためで、明細を見ないと「安い送金」に見えても実際の着金額は小さくなりがちです。
まず構造を分けて押さえると、どこを動かせば節約効果が大きいかが見えてきます。

受取手数料(被仕向送金手数料)とは

被仕向送金手数料は、受取銀行が海外送金の着金処理に対して取る手数料です。
メガバンクでは1,500〜2,500円/件が一般的で、三井住友1,500円、みずほ個人2,500円、楽天銀行2,500円が相場の目安になります。
着金そのものにかかる固定費なので、少額受取ほど負担感が強く、最初に目に入る数字だけで判断すると「思ったより残らない」という結果になりやすいのです。
FPとして相談を受ける場面でも、この項目だけ見て安いと判断し、あとで差し引きの大きさに驚く人が少なくありません。

中継銀行手数料とリフティングチャージの違い

中継銀行手数料は、送金銀行と受取銀行の間をつなぐ中継銀行が取る手数料です。
2,000〜4,000円前後/行で、経由する中継銀行の数だけ積み上がるため、送金経路が長いほど手取りが削られます。
デフォルトのSHAではこの天引きが起きやすく、送金人にOURを依頼できれば受取額の目減りを抑えやすくなります。

リフティングチャージは、為替を伴わない同一通貨の取引で発生する手数料です。
円建て受取などで問題になりやすく、同じ「受け取りコスト」でも中継銀行手数料とは発生条件が違います。
個人からは徴収しない銀行もあるため、同じ海外送金でも口座の設計次第で扱いが変わる点がポイントです。

円に替える瞬間に取られる為替スプレッド

為替手数料(スプレッド)は、外貨を円に替える際の実勢レートとの差です。
片道1ドルあたり1〜2円が目安で、金額が大きいほど効いてきます。
数万円なら小さく見えても、数十万円、数百万円と受け取るほど差はじわじわ広がり、着金後に円へ戻すタイミングで初めてコストの重さが見えるでしょう。
自分の着金明細でも、最終的にいちばん大きかったのはこの為替差だったことがあり、外貨のまま持って円転を後ろ倒しに切り替えました。

4つを合算すると、数十万円の受け取りでも手取りが数千円単位で減ります。
たとえば受取手数料、経由行のコスト、リフティングチャージ、円転スプレッドが重なると、1件ごとの差は小さくても合計では無視できません。
だからこそ、まず削るべきなのは自分でコントロールしやすい中継手数料と円転のタイミングであり、受取方法そのものの選び方が節約の出発点になるのです。

銀行別・被仕向送金手数料の比較一覧

被仕向送金手数料を比べると、差がつくのは「受取手数料」だけではありません。
外貨のまま受け取れるか、為替スプレッドが広いか狭いかで、最終的な手取りは思った以上に変わります。
銀行・受取手数料・外貨のまま受取可否・為替スプレッドの広狭・向いている人の5項目で横並びに整理します。

メガバンクの受取手数料は1,500〜2,500円

三井住友銀行の被仕向送金手数料は1,500円/件、みずほ銀行(個人)は2,500円/件です。
楽天銀行も2,500円で、メガバンク系は受け取りのたびに固定費が乗る構造だと分かります。
比較表にすると、どこが高いかではなく、どの銀行が「確実に受け取るためのコスト」を取りやすいかが見えます。

銀行受取手数料外貨のまま受取可否為替スプレッドの広狭向いている人
三井住友銀行1,500円/件非公表やや広め大口の受取や、窓口対応を含めて確実性を重視する人
みずほ銀行(個人)2,500円/件非公表やや広め手続きの分かりやすさを優先したい人
楽天銀行2,500円/件非公表中程度ネット完結を使いつつ、受取コストは許容できる人

こうした銀行は、送金額が大きいほど手数料の重さを感じやすいです。
逆に言えば、金額がまとまる送金や、まずは受け取ることを優先したい場面では選びやすいとも言えます。
手数料が固定で見えているぶん、費用計算はしやすいでしょう。

ネット銀行は受取手数料を無料化しやすい

ソニー銀行は被仕向送金手数料もリフティングチャージも0円で、金額・回数の制限なしです。
SBI新生銀行は受取手数料2,000円ですが、ステージがシルバーからダイヤモンドなら2,000円キャッシュバックされ、実質無料になります。
ネット銀行が有利になりやすいのは、外貨をそのまま外貨預金で受け取る設計を取りやすく、円に替えるかどうかを受取後に決められるからです。

銀行受取手数料外貨のまま受取可否為替スプレッドの広狭向いている人
ソニー銀行0円狭め手数料を極力抑え、外貨のまま保有したい人
SBI新生銀行2,000円(実質無料)狭めステージ条件を満たして実質コストを下げたい人

筆者は複数のネット銀行と送金業者の口座を並行して使い、受け取り先を用途で切り替えています。
急いで円資金が必要なときは別口座へ、しばらく待てるときは外貨で受けておく、といった運用です。
固定費が重い受取先をひとつに絞らず、送金の目的で出口を分けるほうが、結果としておすすめです。

外貨のまま持てるかで選択肢が変わる

外貨のまま受け取れる口座は、受取直後に円転しなくてよいのが強みです。
円が安いタイミングまで待ってから円転すれば、同じ送金額でも手取り感が変わります。
筆者もソニー銀行で外貨のまま受け取り、円安が進んだ局面を待ってから円転し、コストを抑えたことがあります。

比較の軸を手数料だけに絞ると、見落としが出ます。
受取手数料が0円でも、円転の条件が悪ければ有利とは限りません。
逆に、受取手数料がかかっても外貨のまま持てる口座なら、為替のタイミングを見ながら使えるため、受け取り後の自由度が高いです。
用途に合わせて選び分けましょう。

送金業者で受け取ると銀行より安くなる仕組みと使い分け

Wiseのような送金業者は、受け取り側に現地口座情報を持たせることで、外貨をいったん銀行経由で両替せずに済ませられるのが強みです。
送金人から見れば現地の国内送金として扱えるため、多くの通貨では受取手数料を抑えやすく、円転のタイミングも自分で選べます。
報酬の受け取り方を変えるだけで、同じ10万円でも手元に残る金額が変わるのです。

現地口座情報で外貨を無料で受け取る仕組み

Wiseのマルチカレンシー口座は8通貨の現地口座情報を発行でき、送金人は相手の国の国内送金として振り込めます。
ここが銀行送金との違いで、国際送金の中継コストや受取側の上乗せ手数料が膨らみにくい。
多くの通貨で外貨のまま受取手数料無料になるのはそのためで、受け取ったあとに必要な分だけ円に替える運用と相性がいいです。
なお、米ドルの国内送金受取は例外として扱われます。

この仕組みは、海外クライアントからのドル建て報酬をそのまま残したい場面で特に効きます。
筆者も実際、Wiseで受け取ったドルをすぐに円へ戻さず、数回に分けて円転してコストを圧縮したことがあります。
為替が動くたびに自動で損をするのではなく、自分の判断で替え時をずらせる点が使いやすい。
報酬を「受け取る口座」と「円にする口座」の役割で分けると、無駄が見えやすくなります。

円に替えるときのレートが銀行より良い理由

円に替えるときのレートが銀行より良いのは、Wiseが中値レートに約0.4〜0.6%上乗せするだけだからです。
銀行の為替スプレッドは片道1〜2円/ドルほど開くことがあり、同じ送金額でも目に見えて差が出ます。
つまり、為替の「見えない手数料」をどこで払うかの違いであり、受取手数料よりも円転時のレート差が総コストを左右します。

たとえば毎月10万円を受け取るなら、銀行では年18,000〜30,000円の手数料負担になり、送金業者ならほぼ0円で済む試算になります。
受取頻度が高いほど差は広がり、月1回より月2回、月2回より週単位の受取で銀行側の固定コスト感が強く出るでしょう。
だからこそ、少額を何度も受け取る人ほど、国内送金扱いと中値に近いレートの組み合わせが効いてきます。
おすすめです。

ℹ️ Note

円転を急がず、外貨のまま数日〜数週間保有してから替えるだけでも、受取と両替を分けて考えやすくなります。

フリーランス報酬はPayoneerやWiseを使い分ける

フリーランスの海外報酬では、Wiseが合う案件とPayoneerが合う案件を分けて考えると整理しやすいです。
Wiseは受取手数料を抑えつつ、ドルやユーロを残してから必要分だけ円転したい人に向きます。
Payoneerはフリーランス・B2B報酬向けで、円転はリアルタイムレート+約0.5%、対応70通貨超・着金2〜5営業日という扱いやすさがあります。
スピードと通貨の広さを優先する場面では選択肢になるでしょう。

PayPalは為替マークアップが最大4%前後と割高で、受取コスト重視には不向きです。
ただし取引先が指定するなら受け皿としては使えますし、他の受取方法を提案できない案件では現実的な逃げ道にもなります。
筆者も取引先の都合でPayPal受取を求められたとき、手数料の高さを強く実感しました。
それ以来、先方に選択肢があるならWiseかPayoneerを優先して提案するようにしています。
使い分けの軸は明快で、安さならWise、B2Bの運用しやすさならPayoneer、指定があればPayPalです。

OUR・BEN・SHAを送金人に指定してもらい手取りを増やす

OUR・BEN・SHAの負担区分は、海外送金の手取りを左右する最初の分岐点です。
SHAがデフォルトだと送金銀行手数料は送金人負担でも、中継銀行手数料と受取手数料は受取額から差し引かれます。
だからこそ、受取人側で実際にできる工夫は、送金人にOURを指定してもらうことに絞られます。

3つの負担区分(OUR/BEN/SHA)の違い

OURは送金人が手数料を負担し、BENは受取人がすべての手数料を負担し、SHAはその中間で送金銀行手数料を送金人、中継銀行手数料と受取手数料を受取人が分けて負担する区分です。
実務ではSHAがデフォルトになっていることが多く、受取人の通帳に入る前に中継手数料が天引きされるため、見込み額より少なく着金しやすくなります。
BENはそのなかでも最も手取りが減りやすく、受取額から広く差し引かれるため避けたい区分です。

筆者も海外の家族からの送金をSHAのまま受け取ったとき、着金額を見て思ったより数千円少なく、原因が中継手数料だと後から気づきました。
次回にOURへ変えてもらうと、その天引きが消えて受取額が目に見えて戻りました。
FP相談でも、送金人への一言依頼だけで手取りが増えた事例は珍しくありません。
手続きの難しさではなく、区分の指定漏れが損失の正体だと考えると見え方が変わります。

送金人にOURを頼むときの伝え方

依頼の文言は短くて十分です。
「送金依頼書の手数料負担はOURでお願いします」と伝えれば足ります。
受取人ができるコントロールはここだけなので、長い説明を足すより、送金人がそのまま書ける形で渡すほうが通りやすいでしょう。
依頼のハードルが低いほど、実際に動いてもらいやすいものです。

送金人が迷いやすいのは、OURとSHAの違いが送金画面では見えにくいことです。
だから、区分名だけをはっきり指定して、受取人の手取りを優先したい意図を一緒に添えるのが実用的です。
送金額が同じでも、負担区分が違うだけで着金後の金額は変わります。
ここはおすすめです。

OURでも中継銀行に引かれる例外に注意

OURを指定すれば中継銀行手数料の天引きをかなり避けやすくなりますが、全額保証ではありません。
想定外の中継銀行が途中で別途手数料を引くことがあり、送金人がOURを選んでも受取額が少し削られるケースは残ります。
だから、OURは「損を減らす指定」であって、「必ず満額で届く約束」ではないと理解しておくと安心です。

それでも、SHAやBENより受取額を守りやすいのはOURです。
受取人にできるのは、最初の指定をOURに寄せること、そして必要なら送金人に同じ文言で再依頼してみてください。
細い工夫ですが、数千円の差になるなら見過ごせません。

ケース別・最適な受け取り方の選び方

金額・頻度・通貨の使い道で切り分けると、受け取り方はかなり整理しやすくなります。
少額を時々受け取るのか、毎月の継続受取なのか、大口の着金確実性を優先するのかで、選ぶべき窓口は変わるからです。
筆者もこの基準に寄せてからは、迷う場面が減りました。

少額・不定期/毎月定期の受け取り

少額を不定期に受け取るなら、固定費のない送金業者がいちばんロスを抑えやすいです。
都度の受取で気になるのは、送金額に対して手数料がどれだけ重く乗るかという点で、金額が小さいほど固定費の影響が目立ちます。
だからこそ、Wiseのように余計な維持コストを抱えにくい手段が向いています。
筆者も「少額はWise」と決めてから、受け取りのたびに損得計算をしなくて済むようになりました。

毎月定期や給与のように継続して受け取るなら、ソニー銀行の受取無料かWiseのマルチカレンシー口座で外貨のまま受ける形が扱いやすいでしょう。
継続受取は一回ごとの差より、積み上がる総コストと管理のしやすさが効いてきます。
外貨のまま残せれば、すぐ円に戻す前提の両替回数も減らせますし、受け取った通貨をそのまま次の支払いに回す設計もしやすいです。
おすすめの考え方です。

大口・不動産・相続の受け取り

不動産売却や相続のような大口では、コストよりも着金の確実性とトレーサビリティを優先し、メガバンク+OUR依頼が無難です。
ここで失敗すると、手数料の数千円を節約しても、着金確認や照会にかかる手間のほうが重くなります。
大きな資金ほど、誰がどこで止めたのか追えることが安心材料になります。
着金の見えやすさを取る、という発想です。

筆者はこの場面を「少額はWise・大口はメガバンク」とルール化して運用しています。
分けておくと、ケースごとに悩む時間が消えますし、判断基準がぶれません。
迷ったら、まず金額の大きさで線を引いてみてください。
実務はそれだけでかなり軽くなります。

外貨のまま持つか、すぐ円にするかの判断

受け取った外貨をすぐ円で使わないなら、外貨のまま保有して、レートの良いタイミングで円転する考え方が合っています。
円安局面では、急いで両替すると受取直後の不利なレートをそのまま飲み込みやすいからです。
フリーランスのドル建て報酬ならなおさらで、入金された通貨をそのまま持ち、支出のタイミングに合わせて少しずつ円に替えるほうが、為替コストを分散できます。

筆者も円安の時期に、外貨をあえて円転せずに保有し、生活費として現地カードで使い切ったことがあります。
先に円へ戻さなかったおかげで、両替の往復コストを避けられました。
判断軸はシンプルで、すぐ円で使う予定なら円受取、外貨で使う予定があるなら外貨保有です。
用途から逆算して選んでみてください。

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中村 健太

外資系IT企業を退職後、デジタルノマドとして東南アジア各国に滞在。タイ・マレーシア・ベトナムでの生活経験とFP資格を活かし、移住の手続き・費用・税金を数字で解説します。

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