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留学に必要な英語力の目安|TOEFL・IELTS・TOEICスコア早見表【目的別】

更新: kaigai-happiness編集部

TOEFL iBTは2026年1月21日から新形式へ移行し、各セクションが0〜30点ではなくCEFR直結の1〜6バンドで示されるようになりました。
留学先と目的で必要スコアは変わりますが、北米志向ならTOEFL iBT、イギリス・オーストラリア・カナダ志向ならIELTSが軸になります。
日本人のTOEFL平均72点という目安を起点にすると、慶應義塾大学の交換留学出願条件であるTOEFL iBT 70点以上は、到達ラインとして具体的に見えます。
スコアが足りない場合も、条件付き入学やDuolingo English Testを組み合わせれば、留学計画は組み直せます。

留学と英語力:どのテストが求められるのか

TOEFL iBTはアメリカのETS(Educational Testing Service)が開発した試験で、北米の大学を軸に、アジア圏の大学でも広く採用されています。
授業についていけるだけの読む・聞く・話す・書く力をまとめて測る設計なので、学部でも大学院でも「英語で学ぶ準備ができているか」を示しやすいのです。
留学先がアメリカ中心なら、最初に確認すべき基準になるでしょう。

IELTSはブリティッシュ・カウンシル・IDP・ケンブリッジ大学共同運営で、イギリス、オーストラリア、カナダで主流です。
生活英語に寄せた場面も多く、大学入学だけでなく、移住や長期滞在の要件と結びつく場面でも使われます。
国ごとに求める型がはっきり分かれるため、同じ英語試験でも「どの国に出すか」で評価のされ方が変わるのがポイントです。

TOEICは就職や社内昇格の目的が中心で、留学出願の公式スコアとして認める大学は少数です。
読解力や聴解力の目安にはなっても、アカデミックな授業参加やレポート作成まで含めた証明としては弱いからです。
英語資格なら何でもよいわけではなく、留学では「その学校が受け付ける試験か」を先に切り分ける必要があります。
ここを取り違えると、勉強時間を積んでも出願要件を満たせません。

さらに、2026年1月21日からTOEFL iBTは新形式に移行し、各セクションは0〜30点ではなく1〜6のバンドスコアで示され、CEFRと直結する形になります。
点数の見え方が変わるだけでなく、自分の現在地を国際基準に重ねやすくなるため、英語力の不足をどこで埋めるかも判断しやすくなるのです。
たとえば日本人のTOEFL平均は72点(2019年)でCEFR B2相当とされるので、学部直入学を狙うなら、条件付き入学やDuolingo English Test、段階的留学戦略まで含めて設計すると現実的です。

留学目的別・必要スコアの早見表

留学の英語力は、目的ごとに見ると基準がはっきりしています。
語学留学は授業を理解するための水準で足りるのに対し、交換留学や学位取得では、講義内容を読み書きで追える力まで求められます。
さらに、渡航先で主流の試験も分かれており、北米中心ならTOEFL iBT、イギリス・オーストラリア・カナダではIELTSが軸になります。

目的目安スコア位置づけ
語学留学TOEFL iBT 50点前後 / IELTS 4.5〜5.0 / TOEIC 450〜550点入学審査より現地の授業理解が中心
交換留学TOEFL iBT 70点以上が多い協定校出願で一定水準が必要
大学学部進学TOEFL iBT 60〜100点 / IELTS 5.5〜6.5目安はTOEFL iBT 80点
大学院進学TOEFL iBT 90〜100点 / IELTS 6.0〜7.0MBA・トップ校は100〜105点以上
ワーキングホリデーTOEIC 450点以上が望ましい提出義務なしが多いが就労で有利

語学留学では、TOEFL iBT 50点前後、IELTS 4.5〜5.0、TOEIC 450〜550点がひとつの目安です。
ここで求められるのは合格ラインそのものより、現地の授業を聞いて課題をこなせることです。
文法の細かさより、先生の指示を取りこぼさず、生活の場面でも困らない土台があるかが見られます。
最初の一歩としてはおすすめです。

交換留学は、語学留学より一段上の読み書き力が必要になります。
TOEFL iBT 70点以上が多く、慶應義塾大学の協定校出願基準は70点以上です。
講義を受けながらレポートを書く前提なので、単語の意味が分かるだけでは足りません。
授業内ディスカッションや提出物まで含めて回せるかどうかが、実際の分かれ目になるでしょう。

大学学部進学では、TOEFL iBT 60〜100点が幅で、目安は80点です。
IELTSなら5.5〜6.5が見えてきます。
学部課程は、専門科目の説明を英語で積み上げていく場なので、会話だけでなく読解とライティングの比重が上がります。
ここは出願可能かどうかの線引きだけでなく、入学後に落ちこぼれないかを測る数字として見ると分かりやすいです。

大学院進学はさらに厳しく、TOEFL iBT 90〜100点、MBA・トップ校は100〜105点以上、IELTS 6.0〜7.0が目安になります。
研究計画、先行研究の読解、ゼミでの発表まで求められるため、単なる会話力では通用しません。
日本人のTOEFL平均は72点(2019年)でCEFR B2相当なので、学部進学や大学院進学を狙うなら、今の位置と目標との差を数字で把握しておきましょう。

ワーキングホリデーは、スコア提出義務なしが多いものの、TOEIC 450点以上あると就労が進めやすくなります。
現地では接客、レジ、キッチン、採用面接など、短い会話を正確に返す場面が多いからです。
英語資格の点数がそのまま仕事を保証するわけではありませんが、最低限の意思疎通ができるかどうかは採用の印象を左右します。
渡航前に一段上げておく価値はあります。

国別・大学別の必要スコア比較

アメリカは学部段階で英語要件が二本立てになりやすく、TOEFL iBT 80点以上が大半、IELTS 5.5〜6.5という幅で見られます。
とくにコロンビア大学105点以上、UCバークレー80点以上のように、大学名が出ると基準はさらに上がる構図です。
志望校が決まっているなら、国名だけでなく大学名まで落として見るのが近道でしょう。

イギリスは学部で IELTS 6.0〜6.5 が主流で、オックスフォード大学・ケンブリッジ大学は7.0以上が求められます。
大学院になると 6.5〜7.5 に引き上がり、学部よりも「読む・書く」の精度が厳しく見られます。
つまり、同じイギリスでも、学部進学と大学院進学では準備の重さが変わるのです。

カナダは私立カレッジなら IELTS 5.5以上、公立大学なら 6.0〜6.5以上が目安になります。
トロント大学・ブリティッシュコロンビア大学は 6.0〜6.5 なので、同じ国内でも学校の格や選抜性で求められる線が動きます。
入り口を広く取るなら私立カレッジ、学術性を重視するなら公立大学、という見え方になるでしょう。
おすすめです。

オーストラリアは学部で IELTS 6.0〜6.5以上が中心で、メルボルン大学・シドニー大学は 6.5以上が必要になります。
専門学校は 5.0〜5.5 と低めに設定されるため、まずは実践寄りの進路で英語環境に入る選択もあります。
大学名が変わるだけで求める到達点が上がるので、同じ「オーストラリア留学」でも準備の設計はかなり変わります。

ニュージーランドは学部で IELTS 6.0〜6.5以上、大学院で 6.5以上が基準です。
英語圏の中でも、学部から大学院までの線引きが比較的わかりやすく、目標スコアを置きやすいのが特徴です。
進学先を国で先に絞るなら、必要点数を起点に逆算して学習計画を組むと、到達時期が見えやすくなります。
おすすめです。

TOEFL・IELTS・TOEIC:CEFRスコア換算表

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)はA1からC2までの6段階で、海外大学進学の最低ラインとしてよく意識されるのがB2相当です。
ここを起点に見ると、TOEFL iBT・IELTS・TOEICの点数は「合否」ではなく、学習到達度を別の物差しで並べたものだと理解しやすくなります。
まずは自分の現在地を、この基準で可視化してみましょう。

CEFRTOEFL iBTIELTSTOEIC
B2相当72点前後5.5〜6.0785点以上
C1相当95点前後7.0945点以上

B2相当が目安になるのは、授業理解と課題対応に必要な最低限の運用力がそこにあるからです。
72点前後、IELTS 5.5〜6.0、TOEIC 785点以上は、英語を「学ぶ」段階から「使う」段階へ移る境目として扱いやすい数値になります。
C1相当まで上がると、95点前後、IELTS 7.0、TOEIC 945点以上となり、読む・聞くだけでなく、要点を整理して伝える力まで見られる水準に入ります。

日本人のTOEFL iBT平均スコアは72点(2019年データ)で、Reading・Listening・Speaking・Writingはそれぞれ約18点です。
平均がB2相当付近にあるのは、基礎的な読解や聴解は届いていても、4技能を均等に伸ばすのが難しいからでしょう。
特にSpeakingとWritingは独学で伸ばしにくく、点数の伸びが止まりやすい領域として意識しておくと、対策の優先順位が見えやすくなります。

ただし、この換算表はあくまで目安です。
TOEFL iBTは統合型の設問が多く、IELTSは対面型のやり取りと記述の比重が高く、TOEICはビジネス場面の理解に寄っています。
同じ「英語力」でも問われる動作が違うので、点数だけを並べても学習内容はそのまま移せません。
換算で現在地をつかみ、試験ごとの問題形式と採点方式に合わせて対策を切り替える必要があります。

TOEFLとIELTS、どちらを選ぶべきか

CEFRはA1からC2までの6段階で、海外大学進学の最低ラインはB2相当です。
目安としては、CEFR B2相当がTOEFL iBT 72点前後、IELTS 5.5〜6.0、TOEIC 785点以上、CEFR C1相当がTOEFL iBT 95点前後、IELTS 7.0、TOEIC 945点以上になります。
日本人のTOEFL iBT平均スコアは2019年データで72点、Reading・Listening・Speaking・Writingはそれぞれ約18点で、まずは自分がB2の土台に届いているかを見極めるのが出発点です。

CEFRTOEFL iBTIELTSTOEIC
B2相当72点前後5.5〜6.0785点以上
C1相当95点前後7.0945点以上

TOEFLとIELTSは、同じ英語力を測る試験でも設計思想が違います。
TOEFLはアメリカ英語中心で、アメリカ・カナダ留学で選ばれやすく、IELTSはイギリス英語中心で、イギリス・オーストラリア留学の場面で使われることが多いです。
つまり、目標校の地域に合わせて試験を選ぶと、出題の聞き取りや語彙のズレが減り、勉強の効率が上がります。

試験形式の差も見逃せません。
TOEFLのスピーキングはコンピューターに向かって録音する形式で、短時間で論点を整理して話す力が求められます。
IELTSは試験官との対面インタビューで11〜14分続き、会話の流れの中で応答を広げる力が問われます。
日本人にとってIELTSはスコアを取りやすい傾向があり、統合問題(Integrated Task)がないぶん対策の筋道を立てやすいのが利点です。
話す相手が人か機械か、その違いは想像以上に練習法へ直結します。

移民や永住権申請が将来の選択肢にあるなら、IELTSを軸に考えるのが自然です。
オーストラリアやカナダではIELTSが必須となるケースが多く、留学だけで終わらない進路まで視野に入れるなら、早い段階で試験を一本化したほうが無駄が少なくなります。
留学後に進学、就労、定住へと進む可能性があるなら、最初からその先を見据えてしましょう。

2026年1月21日以降の新TOEFL iBTではアダプティブ方式が導入され、受験者の正答率に応じて問題難易度が変化します。
これまでのように「一定の難度をひたすら解く」感覚ではなくなり、序盤の取りこぼしが後半の手応えにも影響しやすくなります。
換算表はあくまで目安であり、各試験は問題形式・採点方式が異なるため、CEFRの位置づけだけで判断せず、試験固有の対策を別に積み上げる必要があります。
おすすめは、自分の志望先に必要なスコアと、今の英語力の差を同時に見て、勉強の順番を決めることです。

スコアが足りないときの対策と出願戦略

条件付き入学(コンディショナル・アドミッション)制度がある大学なら、まず語学コースに入り、修了後に本科へ進む形を取れます。
入学時点で完璧な点数を求められないため、目標に届かない段階でも留学計画を止めずに進めやすいのが利点です。
日本での勉強時間を増やしつつ、現地で必要条件を満たす設計にすると、出願の選択肢が狭まりにくくなります。

デュオリンゴ英語テスト(Duolingo English Test)は、自宅受験ができて費用は約7,000円です。
受け入れ大学が拡大しているため、TOEFLやIELTSの受験回数を抑えたい人にとっては現実的な代替になります。
短期間で結果を出したい場合、受験のしやすさそのものが準備のハードルを下げるので、出願タイミングを前倒ししやすいのも強みでしょう。

スコア提出不要の語学留学やワーホリから始め、現地でTOEFL/IELTSを受けて正規留学に切り替える方法もあります。
先に渡航して生活基盤を作り、英語を使う場面を日常の中で増やしながら再受験する流れです。
机上の学習だけで伸び悩む人には特に相性がよく、志望校の条件に近づくまでの「つなぎ」ではなく、実践を積む段階として使えます。

TOEFL iBT 70点から80点に引き上げる目安は、週10時間学習で3〜6ヶ月です。
伸び幅が10点なら、やみくもに問題数を増やすより、弱点を絞って復習の質を上げたほうが効率的になります。
たとえばリスニングとライティングのどちらで失点しているかを分け、毎週同じ形式で確認していけば、学習計画は組みやすくなるでしょう。

スコア取得後の出願・提出手続き

TOEFL iBTのスコアは受験日から2年間が有効で、出願時点で期限内に収まっているかを先に確認しておく必要があります。
IELTSも有効期間は2年です。
ここで注意したいのは、IELTSにはGeneral TrainingとAcademicの2種類があり、大学出願で使うのはAcademicだという点です。
形式を取り違えると、点数があっても出願書類として使えません。

提出手続きは、スコアが出てから動くのでは遅くなりやすいので、受験日から逆算して組み立てます。
TOEFLはETS公式サイトから大学へ直接送付する仕組みで、4校まで無料、追加は1校あたり約2,000円です。
送付先の登録ミスはそのまま出願ミスにつながるため、学校名や宛先の指定を申請前にそろえておくと流れが止まりません。
点数を持っているだけでは足りず、大学側が受け取れる形にして初めて使えるのだと押さえておきましょう。

試験有効期間スコア反映の目安出願での使い方
TOEFL iBT2年間72時間以内ETS公式サイトから大学へ直接送付
IELTS2年間約13日Academicを選んで出願書類に使う

受験計画は、締め切り直前ではなく余裕を持って組むのが鉄則です。
TOEFLは72時間以内に結果が出るとはいえ、送付手続きや学校側の受領確認まで含めると時間は目減りします。
IELTSは約13日かかるため、試験日が1回ずれるだけで出願全体が後ろ倒しになりやすいでしょう。
スコアの有効期限、結果の反映速度、送付方法の3点を同時に見ながら、逆算で受験日を決めていくとミスを減らせます。
余裕を持って動きましょう。

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